アイフルは大手消費者金融の一つで、消費者金融からの借金問題を抱えている方の多くは、借入先の中にアイフルが含まれていることは珍しくないです。
消費者金融にはアイフル以外にもアコムやプロミス、レイクALSA、SMBCモビットなどの大手消費者金融がありますが、アイフル以外はどれも銀行系列の消費者金融で、独立系の消費者金融で最大手の一角といえばアイフルくらいかもしれないです。
アイフルはテレビCMなどによって知名度が広まっているため、何となく消費者金融といえばアイフルというイメージがあるため、借入先の候補としてアイフルを選ぶ人は少なくないです。
アイフルは最短30分の審査で即日融資が可能という特徴があり、全ての取引をスマホで完結できるという手軽さが魅力です。
しかしアイフルを含めた消費者金融は金利が高いので、長く借入を続けていると利息負担が大きくなってしまって、いつの間にか借金が返済できないくらい膨れ上がってしまう可能性があります。
そんなアイフルからの借金が返済できない状況になってしまった場合には、親や親戚、友人などから借りて返済するという方法もありますが、自力で問題を解決するなら個人再生などの債務整理手続きを利用した返済手続きが有効だと思います。
アイフルの借金を個人再生するメリット
アイフルからの借金を個人再生を利用して減額する方は少なくないです。そんな個人再生はそもそもどのような債務整理方法なのでしょうか?
個人再生は裁判所で手続する債務整理方法で、再生計画案を承認してもらって、その返済計画案に沿って返済するという債務整理方法です。借金を元本から大幅に減らすことができる手続き方法で、資産額や借金額によっては最大で借金を10分の1まで減らすことができます。
また個人再生は全ての借金をまとめて債務整理できる手続き方法なので、アイフル以外にも複数の消費者金融などの借入先がある場合には、まとめて借金を整理することができるというメリットもあります。
個人再生は自己破産の次に借金の減額幅が大きい手続き方法なので、複数の借入先から結構大きな金額の借金があるようなケースだと、大きな減額効果を期待することができる債務整理方法だと思います。
個人再生は任意整理よりも借金の減額幅が大きく、自己破産ほどの大きなデメリットがない手続き方法ということで、総合的にバランスの良い手続き方法なのではないかと感じています。
アイフルの借金を個人再生するデメリット
アイフルからの借金を個人再生する場合に、借金の減額幅が大きく、複数の借入先の借金をまとめて債務整理することができるという個人再生は魅力的な手続き方法ですがデメリットも存在します。
個人再生は強力な債務整理方法ですが、裁判所で手続する債務整理方法ということもあり、手続きに時間がかかり、手続きを依頼する弁護士などへの依頼費用も高額です。手続きに関しては半年くらいはかかると思ったほうがいいかもしれないです。
また個人再生は全ての借金が債務整理対象になるため、まとめて借金を整理できるというメリットはありますが、連帯保証人が設定されていて整理対象にしたくないような借金もまとめて整理されてしまうという問題があります。
他にも裁判所で手続する債務整理方法ということもあり、官報に名前が掲載されるというデメリットもあります。官報は国の機関誌です。ただ官報を読んでいる方はほどんどいないので名前が掲載されても家族や会社の人に個人再生のことが知られる可能性は低いです。
個人再生は元本から借金を大きく減らせる債務整理方法ですが、依頼費用は安くはないので、借金額が100万円以下で小さくて、アイフルからしか借入先がないようなケースだとあまりお勧めできない手続き方法です。
個人再生の利用をおすすめしたい人は?
アイフルからの借金を個人再生する場合のメリットやデメリットについて解説しましたが、具体的にどういった方が個人再生を利用したほうがいいのでしょうか?
下記で要件に当てはまる方は個人再生の利用におすすめな方だと思います。
住宅ローンが残っている家を残したい
個人再生は全ての借金が債務整理の対象になってしまうので、住宅ローンなどを抱えているようなケースだと、住宅ローンも債務整理の対象になってしまうので、持ち家を失ってしまうかと思われがちです。
しかし個人再生には住宅ローン特則という制度があり、これを利用すると住宅ローンに限って債務整理対象から除外することができるので、住宅ローンをそのまま払い続けながら個人再生で大幅に借金を減らすという事が可能です。
持ち家をそのまま残したままで、アイフルを含めた消費借金融などの複数の借入先の債務をまとめて整理することができるというのは非常に賢し個人再生の利用方法だと思います。
住宅ローンや消費者金融からの借金を抱えていて、家を残しながら大幅に借金を減らしたいという方には利用を勧められると思います。
任意整理では借金を完済することが難しい
借金額が大きくなくて、借入先がアイフルだけということなら任意整理の利用が第一候補になってきますが、任意整理は依頼費用が安く、手続き期間が短い一方で、借金の元本を大きく減らすことができないというデメリットがあります。
そのため任意整理では借金の完済が難しいような場合に個人再生の利用が候補になってきます。
個人再生は任意整理と違って、借金の元本を大幅に減らすことができるので、任意整理と比べて借金の減額幅が大きくなり、任意整理で完済が難しいような借金でも個人再生を利用することで完済の見込みが立ってくることは多いです。
また任意整理は1つの債権者ごとに依頼料金が決まっているので、借入先が複数で多いようなケースだと依頼料金が個人再生よりも高額になってしまう可能性があります。
そのため借入先が複数で任意整理の依頼料金が高くなりそうなケースでも、個人再生の利用を検討してもいいかと思います。
個人再生後にアイフルから借入は可能か?
個人再生後にアイフルから借入することが可能なのか気になっている方もいると思います。
結論を言ってしまうと、個人再生後すぐにアイフルから借金することは難しいです。それは信用情報がブラックリストに登録されてしまうからです。
信用情報は借金の履歴のようなもので、信用情報機関を通じて信用情報は金融機関などの間で情報共有されることになります。そのため借入審査の際に個人再生したことがバレてしまうことになるので、審査に落とされることになります。
ただ信用情報のブラックリストはずっと登録されたままというわけではなく、5年から10年くらいでブラックリストは削除されることになるので、削除された後なら借入審査にも通ることができるようになり、アイフルからの借入も可能になります。
しかし過去にアイフルからの借金を債務整理したことがあるようなケースだと話は違ってきます。
アイフルに限ったことではないですが、金融業者は自社で独自データを持っていることが多いです。そのため自社の借金を債務整理で整理した顧客のデータも持っていることが多いです。
そのため仮に信用情報機関のブラックリストの登録から削除されたとしても、アイフルの社内データでによるブラックリスト情報にはそのまま過去に債務整理した経歴が残ってしまっているので、社内データによって借入審査に落ちる可能性があります。
つまり、アイフルで債務整理した経歴がないなら、信用情報のブラックリストから削除されれば借入が可能ですが、過去にアイフルで債務整理した経験がある場合には信用情報のブラックリストから削除されても借入はできない可能性があるということです。
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個人再生で信用情報がブラックリストに登録【いつから借りれる?】
個人再生すると信用情報がブラックリストに登録されてしまい、借入ができなくなったり、ローンやカードが利用できなくなります。個人再生後、いつからローンやカードが利用できるかまとめています。
アイフルの借金を個人再生するなら無料相談から!
アイフルからの借金を個人再生で整理するなら、最初に行うべきことは弁護士事務所や司法書士事務所が行っている無料相談を利用することです。
アイフルからの借金が返済できないということで、いきなり弁護士事務所に「個人再生手続きをお願いします」と依頼する方は少ないと思います。
最初は債務整理手続きや借金相談に対応している弁護士事務所や司法書士事務所の無料相談を利用して、個人再生を含めた債務整理手続きに関する説明を受けて、そこから借金額や収入額、資産状況などから個人再生が最適な債務整理方法ということで納得できたら手続きを依頼するという感じになります。
当サイトでは個人再生に慣れている弁護士事務所や司法書士事務所をまとめているので、無料相談の相談先で悩んでいるなら参考になると思います。全国対応の事務所しか載せてないので、全国どこからでも無料相談を利用することができます。
メールや電話による無料相談が可能な事務所の載せているので、「個人再生するかわからないけど、とりあえず話を聞きたい」という方も利用しやすい事務所を載せています。
アイフルからの借金で少しでも返済が厳しいと感じたら、まずは気軽に無料相談を利用してはどうでしょうか。