ジェイスコアはみずほ銀行とソフトバンクが設立した消費者金融業者で、みずほ銀行の顧客データ分析や借入審査のノウハウと、ソフトバンクのAIによる分析ノウハウを融合しており、顧客データをAI技術でスコア化して審査するという先進的な技術を利用しています。
AIを審査に利用している消費者金融業者ということもあり、アコムやプロミス、モビットなどの老舗金融業者と比べると歴史は全然浅いですが、みずほ銀行とソフトバンク系列の会社ということで信用度は高く、利用者が安心して利用できる消費者金融の一つとして利用者も増えています。
ジェイスコアは消費者金融業者ではありますが、金利が銀行並みに低いというメリットがあり、他の消費者金融と比べると貸付利率が低いため、あえて他の老舗消費者金融ではなくジェイスコアを利用する方も少なくないです。
審査時間もAIを利用しているということで早く、即日融資も可能なので緊急にお金が必要になった場合にも気軽に利用できるというメリットがあります。
ただ気軽に利用することができるということは、それだけ途中で返済することができなくなってしまって、借金返済に困っている人も増えているということです。
そこでジェイスコアからの借金が返済できなくなってしまった場合には、個人再生を含めた債務整理手続きによる借金整理がおすすめだと思います。
債務整理手続きなら法的に借金を整理することができるので、合法的に借金返済の負担を減らすことができます。借金を滞納して払えなくなるよりは遥かにメリットが大きいので、ジェイスコアからの借金が返済できないなら個人再生などの債務整理手続きを検討するといいです。
ジェイスコアの借金を個人再生するメリット
ジェイスコアの借金は債務整理手続きを利用することによって減額したり免除することができますが、債務整理手続きには、任意整理・個人再生・自己破産という手続き方法があります。
その中でも個人再生は任意整理と自己破産の中間のような債務整理方法で、個人的には借金の減額幅と手続きリスクのバランスが良い債務整理方法だと思います。
そこで下記でジェイスコアの借金を個人再生するメリットについてまとめてみたのでよかったら参考にしてください。
ジェイスコアの借金を個人再生するメリット
- ジェイスコアの借金を元本から大幅減額可能
- 自動車などの資産を残すことができる
- 家を残しながら借金を減額できる
ジェイスコアの借金を元本から大幅減額可能
個人再生手続きを利用する場合に一番気になることは、個人再生を利用することでどの程度の借金が減らせることができるのかということだと思います。
個人再生は任意整理よりも借金の減額幅が大きく、自己破産のように借金が全額免除されるわけではないという、任意整理と自己破産の中間くらいの借金の減額幅になります。
個人再生の借金減額幅は借金額と資産額によって違ってきますが、最大で借金を10分の1まで減額することができます。つまり5000万円の借金があったら500万円まで減らせるということです。
任意整理は借金の利息までしか免除することはできないですが、個人再生は借金を元本から大幅に減額することができるので、借金額が大きい方は大幅な借金減額が見込めます。
また個人再生は全ての借金をまとめて整理することができるので、ジェイスコア以外にも複数の借入先があり、多重債務状態ということなら特に利用が便利な債務整理方法だと思います。
自動車などの資産を残すことができる
ジェイスコアの借金を債務整理する時に気になるのが、債務整理をすることで自動車を手放さなくてはいけないのではないかと心配する方は多いです。
債務整理について詳しくない方は「債務整理=自己破産」と思っている方が少なくないので、債務整理すると自動車などの高額資産を没収されてしまうのではないかと思っている方は多いです。確かに自己破産すれば自動車などの高額資産は没収されてしまいます。
ただ個人再生は自己破産のように自動車を強制的に没収されることはないです。個人再生に関してはローン完済しているなら自動車を手元に残せるので安心してください。
個人再生は自己破産のように高額資産が強制没収されることはないです。しかし高額資産があることで借金の減額幅が小さくなる可能性があるということは覚えておきましょう。
家を残しながら借金を減額できる
個人再生や自己破産などの裁判所で手続する債務整理方法は、全ての借金が整理対象になってしまうので、住宅ローンも整理対象になってしまう可能性があります。
当然ですが、住宅ローンが債務整理で減額されたらローン会社によって自宅が差し押さえられることになり、持ち家を失うことになります。ローンを踏み倒すのだから家を失うのは仕方がないことです。
自己破産だと住宅ローンを除外して債務整理できないのでどうしようもないのですが、個人再生の場合は住宅ローン特則という独自制度があり、これを利用すると住宅ローンを例外的に債務整理対象から除外して借金を減額することができます。
つまり本来は債務整理対象になって失うはずの持ち家が、住宅ローンを債務整理対象から除外することによってそのまま残すことができるということです。これなら家を残しながら大幅に借金を減らせるということになります。
-
-
個人再生の住宅資金特別条項(住宅ローン特則)とは
個人再生は住宅資金特別条項(住宅ローン特則)を利用することによって、持ち家を手放さずに債務整理することができます。住宅ローンを払っている自宅を残したまま債務整理したいと思っているなら利用尾を検討してはどうでしょうか。
ジェイスコアの借金を個人再生するデメリット
ジェイスコアの借金を個人再生するメリットは上記のようにいくつもありますが、逆に個人再生を利用するデメリットはどのようなことが考えられるのでしょうか?
個人再生を利用するなら、単純にメリットだけを考えるのではなく、デメリットもしっかりと把握して利用するかどうかを検討することが大事になってきます。
ジェイスコアの借金を個人再生するデメリット
- 任意整理よりも依頼費用が高い
- 整理する借金の対象を選べない
- 信用情報がブラックリストに掲載
任意整理よりも依頼費用が高い
個人再生は任意整理よりも借金の減額幅が大きい債務整理だが、裁判所で手続する債務整理方法ということもあり、依頼費用が任意整理よりも高くなるというデメリットがあります。
しかし、任意整理は債権者一件当たりで依頼料金が設定されていますが、個人再生は全ての借金をまとめて整理するので、債権者の数に関係なく依頼料金が設定されています。
そのため実際に手続きする場合に、任意整理と個人再生のどちらが安いかは債権者の数によって違ってきます。
債権者の数がジェイスコアを含めた数件程度なら任意整理の方が安くなる可能性がありますが、債権者の数が数十件という多重債務状態というケースだと、任意整理よりも個人再生の方が依頼費用が安くなるケースがあります。
ただ債権者の数が数十件というようなケースだと、おそらく借金額もかなり大きな額だと思うので、どちらにしても任意整理だと完済しきれない可能性が高いため、普通に個人再生を利用したほうがいいです。
整理する借金の対象を選べない
個人再生は借金整理する債務整理対象を選べないという問題があります。
任意整理は借金整理する対象を選ぶことができますが、個人再生はまとめて借金を整理することになるので、整理する借金選べないという問題があります。
借金がジェイスコアなどの消費者金融やカードローンなどしかないようなら問題はないですが、中には自動車ローンや連帯保証人が設定されている借金があることもあります。
自動車ローンが個人再生で整理されてしまったら、同然ですがローン会社に自動車が引き上げられてしまいます。そのため自動車ローンを整理することで自動車を手放すことになりかねないです。
また連帯保証人が設定されている借金を整理すると、整理された部分について連帯保証人に請求がいってしまうので、連帯保証人の方に迷惑をかけてしまうことになります。
信用情報がブラックリストに掲載
個人再生に限ったわけではなく、任意整理や自己破産などを利用した場合にも共通するのですが、信用情報がブラックリストに登録されてしまうというデメリットが生じることになります。
信用情報は借金の履歴のようなもので、信用情報機関によってデータは保管されており、信用情報機関に登録されている金融業者の間でデータは共有されることになるので、個人再生をすると、他の金融業者にも個人再生をしたことが知られることになります。
そのため信用情報がブラックリストに登録されてしまうと、借金やローンを組めなくなってしまったり、クレジットカードが作れないというデメリットを受けることになります。
基本的に正規の金融業者は信用情報機関に登録しています。ジェイスコアを含めた大手金融業者も登録しているということは理解しておきましょう。
ただずっと登録されているわけではなく、5年から10年経過すれば登録削除されることになるので、削除されれば普通に借入やカードも利用できるようになります。
-
-
個人再生で信用情報がブラックリストに登録【いつから借りれる?】
個人再生すると信用情報がブラックリストに登録されてしまい、借入ができなくなったり、ローンやカードが利用できなくなります。個人再生後、いつからローンやカードが利用できるかまとめています。
個人再生後にジェイスコアから借入することは可能?
個人再生で借金を減らすことができたけど、事情があってその後で借金の必要に迫られてしまった場合に、どうすればいいのか悩む方は多いです。
個人再生後に普通に借金できればいいですが、個人再生後は信用情報がブラックリストに登録されてしまうので、借金整理後にすぐにジェイスコアのような大手消費者金融から借金することはできないです。
そのため個人再生は信用情報のブラックリストから解除される5年から10年は借金をせずに生活をしていくことが求められます。
ただこういった信用情報がブラックになってしまっている方を対象に積極的にお金を貸そうとする業者もいます。それが闇金です。闇金業者はこういった一般の消費者金融からお金を借りられない方をターゲットにしてお金を貸そうとしてくるので注意が必要です。
闇金からの借金は債務整理では減額や免除することはできないので非常に厄介です。闇金から借金してしまった場合には、闇金対応している弁護士や司法書士に相談して問題解決することになります。
そのため個人再生後は借金しないようにすることが重要になっています。ちなみに個人再生後に借金返済が難しくなってしまったら、弁護士や司法書士に相談するようにしましょう。
個人再生におすすめな方はこんな人!
個人再生は借金の減額幅が大きく、全ての借金をまとめて整理することができるので、借金額が大きくて借入先が多い多重債務者におすすめの債務整理方法だと思います。
借金額が小さくてジェイスコアを含めた数件しか借入先がないようなケースなら個人再生以外にも任意整理を検討するということも考えられます。
逆に借金があって、さらに収入が全くなくて完済できる見込みが全くないような状況なら自己破産を検討する必要があります。
借金額や収入状況、資産状況によって最適な債務整理方法は違ってきますが、個人再生はどちらかということ借金額が大きい方に向ている債務整理方法だと思います。
また個人再生は住宅ローンを除外しながら大幅に借金を減らすことができるので、住宅ローンを払っていて、持ち家を失うことなく借金を大幅に減らしたいという方にもおすすめです。
個人再生は自己破産の次に借金の減額幅が大きい債務整理方法なので、自己破産したくない方が個人再生を利用するというケースも多いです。
ジェイスコアの借金問題解決は無料相談から!
ジェイスコアの借金を個人再生を利用して減額したり免除しようと考えているなら、最初は弁護士事務所や司法書士事務所が行っている無料相談を利用するところからです。
個人再生は裁判所で手続する債務整理方法ということもあり、いきなり手続きを依頼するのではなくて、無料相談を利用して弁護士や司法書士から手続きや借金の減額幅などについて詳しい話を聞いてから、手続きを依頼するかどうかを決めるといいと思います。
無料相談を利用することで個人再生を利用することで実際に依頼費用がどの程度必要で、借金がどれくらい減額できるのかわかりますし、そもそも自分の借金状況で個人再生が最適な債務整理方法なのかということも専門家に相談することができます。
当サイトでは個人再生を含めた債務整理手続きや借金問題の解決方法について無料相談を行っている弁護士事務所や司法書士事務所をまとめています。
メールや電話で気軽に借金問題を相談することができる事務所を載せているので、「個人再生を利用するかわからないけど、とりあえず話だけ聞きたい」という方も利用しやすいと思います。
借金問題の相談先で悩んでいるなら下記が参考になると思います。