個人再生後の家族や生活への影響とは?わかりやすく解説
個人再生後の生活や家族などへの影響について、初めて個人再生を利用するような人でもわかりやすいように説明しています。
個人再生は自己破産のように裁判所で手続きをする債務整理方法ということもあり、任意整理のように生活への影響が小さいという債務整理方法ではないです。
そのため個人再生後に公開しないようにあらかじめ生活や家族への影響についてしっかりと確認してから手続きを行うようにしましょう。
個人再生は借金理由が問われない債務整理方法で、借金額が最大で10分の1まで減額される非常に強力で優秀な債務整理方法です。
しっかりと活用すれば借金問題解消の大きな力になるので一緒に個人再生への影響について検証していきましょう。
個人再生後の生活への影響
個人再生を利用することにる普段の生活への影響についてまとめています。個人再生後に生活で困らないように、あらかじめどのような影響があるのか確認しておきましょう。
個人再生後の生活への影響
- クレジットカードは数年間利用することができない
- 車のローンは数年間組むことができない
- 住宅ローンへの影響は?
- 新規の借り入れはいつからできるのか?
- 会社を解雇される可能性はあるのか?
- 滞納した税金も整理されるのか?
- 銀行口座が凍結される可能性がある
- スマホの契約への影響とは?
- 海外旅行には行けるのか?
- 戸籍や住民票に個人再生歴は載るのか?
クレジットカードは数年間利用することができない
個人再生に限ったことではなく、債務整理を利用すると金融業者間で共有されているデータベースにブラックリストとして掲載されてしまいます。
ブラックリストに掲載されると5年から7年くらいはクレジットカードが利用できなくなると思っておいたほうがいいです。
とは言っても一生クレジットカードが利用できないわけではないく、数年経過すればブラックリストからは削除されるのでそこまで大きな影響ではないと思います。
最近ではクレジットカードの代わりにデビットカードを使う人も増えているので、あまり苦労はないと思います。
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個人再生で信用情報がブラックリストに登録【いつから借りれる?】
個人再生すると信用情報がブラックリストに登録されてしまい、借入ができなくなったり、ローンやカードが利用できなくなります。個人再生後、いつからローンやカードが利用できるかまとめています。
車のローンは数年間組むことができない
債務整理をするとクレジットカードの場合と同様に、ローンを組むことも難しくなります。これも金融業者間で共有されているデータベースにブラックリストとして掲載されているからです。
車のローンもクレジットカードの場合と同様に5年から7年くらいは新たに組むことができないので注意が必要です。
ちなみに車のローンが現在あるような状況だと個人再生をした際に、そのローンも整理されてしまうので車が引き上げられてしまいます。逆にローンがない場合は車を残すことができます。
ただ車の場合は審査の緩いローン会社だと5年を待たずにローンを組める可能性もあったりします。
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個人再生後に自動車をローン購入する方法【買う手段は?】
個人再生後に車を新たにローン購入することは可能かどうか説明しています。また個人再生からすぐの状態で車のローン審査を通す方法や車を所有するにはどうすればいいのか解説しています。
住宅ローンへの影響は?
個人再生は手続きすると全てのローンや借金などに影響を及ぼすので、住宅ローンを払っている家がある場合には、通常は住宅ローンも個人再生によって整理されてしまい、その結果、家を失うことになります。
ただ個人再生には住宅ローン特則という制度があり、この住宅ローン特則を利用すると住宅ローンをそのままにして他の借金を整理することができるので、家を残したままで債務整理をすることができます。
これって非常に大きなメリットで、自己破産だと問答無用で家が没収されますが、個人再生で住宅ローン特則を利用すると家を残したままで、生活環境を大きく変えることなく債務整理が可能ということになります。
子供がいる状況だと家を残しながら債務整理できるというのは非常に大きなメリットだと思います。
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個人再生の住宅資金特別条項(住宅ローン特則)とは
個人再生は住宅資金特別条項(住宅ローン特則)を利用することによって、持ち家を手放さずに債務整理することができます。住宅ローンを払っている自宅を残したまま債務整理したいと思っているなら利用尾を検討してはどうでしょうか。
新規の借り入れはいつからできるのか?
新規の借り入れは金融業者間で共有されているブラックリストから削除されてから利用できるようになります。
個人再生の場合は5年から7年くらいは新規での借り入れが難しくなくなるので、個人再生は無駄な出費をせずに借金しないような生活を心がける必要があります。
借金が当たり前の生活の人からすると不安を感じる場合もあると思いますが、借金体質からの脱出のために我慢しましょう。
会社を解雇される可能性はあるのか?
結論から先に言うと、個人再生をしたからといって会社を解雇されることはないです。個人再生をしたからといって会社に何か影響が生じるわけではないので、そのようなことで解雇になったら逆に問題になると思います。
ただ会社からお金を借りている状況で債務整理をすると、会社から借りているお金も債務整理対象になってしまい、会社に損失を与えてしまうことになるので、場合によっては何か処分が下る可能性があります。
しかしそういった事情がない限りは個人再生をしたからといって、会社で何か不利益を被ることは考えられないです。
滞納した税金も整理されるのか?
個人再生をすると基本的には全ての借金が債務整理の対象になりますが、税金に関して例外で、個人再生をしたからといって減額されることはないです。
税金は非常に強力な借金で、自己破産したとしても税金に関して免除されることはないので地道に支払っていくことになります。
借金問題を抱えていると税金を滞納して、それ以外の借金を返済しがちですが、本当は税金を真っ先に支払うのが正しい借金返済の方法だと私は考えています。
税金の滞納は非常にやっかいで、利息も発生し個人再生でも整理できないので、税金の対応には注意が必要です。
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個人再生で滞納している税金は減額できる?【税金が払えない】
個人再生で滞納している税金を減額することができるのかをわかりやすくまとめています。住民税や国民健康保険、所得税や国民年金などの滞納がある場合には参考になると思います。
銀行口座が凍結される可能性がある
個人再生後ではないのですが、個人再生手続きをすると銀行口座が凍結される可能性があります。
具体的には銀行系のカードローンを使用している場合で、カードが口座に紐づいているような場合が対象になります。個人再生などの債務整理をするとカードローンに紐づいている借金を少しでも回収するために口座に残っているお金と借金が相殺されることになります。
そのための手続きによって銀行口座が凍結される可能性があります。ただこのことについてはあらかじめ予想することができ、事前に口座からお金を移動させておけば問題ないです。
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個人再生での銀行口座凍結と口座開設【口座解約の可能性は?】
個人再生で借金整理をすると銀行口座が凍結されてしまったりする可能性があります。そのため個人再生によって銀行口座開設などに影響があるのではないかと不安になる人も多いです。個人再生でも銀行口座開設と凍結される条件について解説しています。
スマホの契約への影響とは?
意外と見落としがちなのがスマホ契約への影響についてです。個人再生は全ての借金に影響を受けるということもあり、スマホ契約にも場合によっては影響を与える可能性があります。
具体的にはスマホ端末を分割払いで購入しているケースです。個人再生をする際に分割払いのスマホ本体のローンが残っている場合には、このローンも債務整理されることになるので、スマホが利用できなくなる可能性があります。
他にも料金を滞納している場合も債務整理の対象になってしまうので注意が必要です。
すでに端末料金を支払い終わっていて、料金を滞納してない状況なら引き続きスマホを利用することができます。
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個人再生によるスマホや携帯電話の機種変更やローン購入の影響
個人再生すると携帯電話やスマホの機種変更や割賦分割購入、さらに契約に影響が出ることを知ってますか?個人再生による携帯電話やスマホへの影響について詳しく解説しています。
海外旅行には行けるのか?
個人再生などの債務整理をすると、パスポートを発行してもらうことができず、海外旅行に行くことができないという都市伝説のようなものがありますが、そのようなことはないです。
個人再生を利用しても普通にパスポートを取得して海外旅行にも行くことができますし、何か旅行に関して制限を受けるということもないです。
おそらく債務整理を利用した人が海外旅行のような贅沢をしてはいけいないのではないかという考えで広まった都市伝説だと思いますが、あくまでも単なる都市伝説で真実ではないことを明確に断言しておきます。
戸籍や住民票に個人再生歴は載るのか?
個人再生は裁判所で手続きを行う債務整理方法ということもあり、個人再生を利用して借金を整理すると、戸籍や住民票に個人再生によって借金を踏み倒したという経歴が記載されると心配している方もいるようです。
しかし個人再生を利用したからといって、そのような経歴が戸籍や住民票に掲載されることはないので安心してください。
結婚など婚活を考えている場合に、戸籍など経歴にこういった記載があると不利になるのではないかと思い、個人再生を躊躇する人もいますが、心配せずに利用しても大丈夫です。
個人再生後の家族への影響
個人再生を利用することによる家族への影響についてまとめています。個人再生を利用することで家族に迷惑がかかる可能性があるのかという可能性について不安を感じているなら参考になると思います。
個人再生後の家族への影響
- 家族に直接的な影響はない
- 連帯保証人がいる場合は迷惑がかかる
- 官報によって家族に個人再生を知られる可能性がある
家族に直接的な影響はない
個人再生を利用しても家族に直接的な影響が生じることはないです。
夫が個人再生をしたからと言って、妻名義のクレジットカードが利用できなくなるということもないですし、子供の進学に不利になるようなこともないです。
ただ夫が個人再生をすることで、夫名義の車が利用できなくなったり、夫名義の家族カードが利用できなくなったりなど、生活面で間接的な影響が出てくる可能性は十分に考えられます。
連帯保証人がいる場合は迷惑がかかる
家族に直接的な影響がないのはあくまでも借金に紐づいた責任がない場合に限ります。
もし借金の中には家族が連帯保証人になっているような借金があったとしたら、個人再生を利用することによって、対象の借金が連帯保証人である家族に督促されることになるので迷惑がかかります。
個人再生を利用する場合には連帯保証人がついている借金があるのかどうかということも意識するといいです。
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個人再生すると連帯保証人に請求が行く!【迷惑かけない方法】
個人再生で保証人や連帯保証人が設定されている借金を整理する場合に、保証人に迷惑をかけない方法をわかりやすく解説。個人再生で保証人や連帯保証人に請求が行き一括返済を求められる場合があります。
官報によって家族に個人再生を知られる可能性がある
個人再生を利用したい人の中には家族や会社に知られずに個人再生手続きをしたいという人もいるかと思います。
ただ個人再生を利用すると政府の機関紙である官報に掲載されるので、家族や会社が官報を読んでいる場合には個人再生を利用したことを知られてしまう可能性があります。
とはいっても官報なんてほとんどの人が読んでないので、おそらく個人再生したことを官報から知られる可能性は低いと思います。
個人再生するなら無料相談で弁護士に相談しておこう!
個人再生後の影響はその人の借金状況や収入状況によって個々に違ってくるもので一概に判断することは難しいです。
そのため個人再生後にどのような影響があるのかということを正確に把握したいなら、弁護士事務所の無料相談を利用して詳しい話を聞くことが重要になってきます。
無料相談で借金完済の道筋をつけよう!
個人再生後の生活の影響について、無料相談を利用して詳しい話を聞くことができれば、個人再生を利用した後にどのような生活計画を立てればいいのかを手続き前に考えることができます。
「話を聞くだけでも大丈夫なの?」と思う人もいるかと思いますが、無料相談はあくまでも無料相談なので、相談したからといって個人再生を依頼しなくてはいけないということはないです。
そのため個人再生を少しでも検討しているなら専門家に話を聞くといいです。
自分で個人再生について調べるよりも、専門家からメールでも電話でもいいので話を聞くことができれば、かなり理解度も変わってくると思うので、一度は無料相談を利用したほうがいいと思います。
当サイトでは個人再生を含めた債務整理の無料相談を行っている弁護士事務所をランキング形式で比較しているので参考になると思います。
手元にお金が無くても個人再生は可能です! | |
個人再生は手元にお金がまったくない状況でも手続きするこが可能です。当サイトに掲載してる個人再生におすすめな弁護士事務所は、個人再生の依頼費用の支払い方法についても相談に乗ってくれるので、まずは無料相談を利用して話を聞いてみるといいと思います。 | |
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