セントラルはカードローンやキャッシングなどを行っている中堅の消費者金融で、昭和48年創業という老舗の金融機関になります。歴史のある金融業者で過払い金返還請求でも生き残っている金融業者ということもあり、利用している方も多いのではないでしょうか。
セントラルは即日融資が可能で、自宅からでも契約が可能で気軽にお金を借りられるという魅力があります。また全国のセブン銀行ATMで利用することができるCカードというものもあり、カードを利用することでATMから簡単に返済や借入が可能になっています。
またセントラルは東京や神奈川、埼玉や岡山、愛媛、香川、高知など複数の県に複数の店舗を構えているということもあり、準大手の消費者金融という感じがします。まあ、来店不要で借入が可能なので店舗数はあまり関係ないですが、それでも複数県に店舗があるというのは利用しやすいです。
パソコンやスマホから手軽にお金を借りることができる老舗の消費者金融であるセントラルですが、借りている方の中には借金額が大きくなりすぎてしまって返済できなくなってしまったという方もいると思います。
そのような状況になってしまった場合に、個人再生ならセントラルの借金を減額することができます。
では具体的にセントラルの借金を個人再生する場合にどのようなメリットやデメリットが考えられるのでしょうか?
セントラルの借金を個人再生するメリット
セントラルからの借金の返済が難しい状況に追い込まれてしまった場合には、個人再生を利用して借金を整理することを検討するといいと思います。
個人再生は債務整理手続きの中の一つの方法で、裁判所で手続して借金を減額するという方法になります。個人再生でセントラルからの借金を債務整理することで下記のようなメリットを期待することができるので参考にしてください。
セントラルの借金を個人再生するメリット
- 元本から借金を大幅に減額することができる
- 自動車や持ち家を手元に残して借金整理できる
- 借金理由がギャンブルや投資でも手続き可能
元本から借金を大幅に減額することができる
個人再生を利用するとセントラルからの借金を元本から大幅に減額できるというメリットがあります。
個人再生は裁判所で行う債務整理方法ということもあり、基準に沿って借金を元本から減額することができるので、セントラルから多額の借金があるなら十分に利用を検討する価値のある債務整理方法です。
また個人再生は全ての借金が減額対象になるので、セントラル以外にも複数の消費者金融やカードローンなどを利用しているならまとめてそれらの借金も整理することができます。
借金額が大きいと最大で借金を10分の1まで減らすことができるので、単純に借金を9割減らすことができます。
まあ、さすがに9割借金を減らせる可能性は高くはないですが、それでも個人再生は借金の減額幅が多いので、かなり借金を減らせると思います。
自動車や持ち家を手元に残して借金整理できる
個人再生ももう一つのメリットが自動車や持ち家を手元に残しながら借金を整理することが可能だという事です。同じように裁判所で手続する自己破産は自動車や持ち家などの高額資産は手放さなければならない可能性が高いです。
しかし個人再生は自動車や持ち家を手放さずに手続きすることが可能になっています。つまりセントラルからの借金を大幅に元本から減額しながら、一方で自動車や持ち家などの資産を手元に残すことが可能だというです。
住宅ローン特則という制度を利用すると普通なら整理されてしまう住宅ローンを整理せずに済むので、そのままローンを払いながら家を残せるということになります。
ただ高額資産を残すとその分だけ借金の減額幅が小さくなるなどの影響が出てしまうというのは覚えておきましょう。
借金理由がギャンブルや投資でも手続き可能
セントラルから借りた借金理由が浪費やギャンブル、投資などのようなケースでも個人再生では問題なく手続きすることができます。
裁判所で手続する債務整理方法なので、借金理由が問われるのではないかと思う方もいるかと思いますが、個人再生は借金理由は問われないので、普通に借金理由が浪費やギャンブルなどの自業自得と言われても仕方ない理由だったとしても手続きすることができます。
ちなみに自己破産のケースだとこういった借金理由が浪費やギャンブル、投資などのようなケースだと、免責不許可事由という借金が免責されない事例に該当してしまうので、自己破産できない可能性があります。
そういった意味ではセントラルから借金して浪費やギャンブル、投資などにお金を使った方のケースだと個人再生が最強の債務整理方法になる可能性があります。
セントラルの借金を個人再生するデメリット
セントラルの借金を個人再生するメリットは上記のようにいくつもありますが、逆に個人再生を利用するデメリットはどのようなことが考えられるのでしょうか?
個人再生を利用するなら、単純にメリットだけを考えるのではなく、デメリットもしっかりと把握して利用するかどうかを検討することが大事になってきます。
セントラルの借金を個人再生するデメリット
- 任意整理よりも依頼費用が高い
- 整理する借金対象をこちらで選択できない
- 無職無収入だと利用することができない
任意整理よりも依頼費用が高い
セントラルからの借金額が大きいケースだと借金を元本から大幅に減額することができる個人再生は非常に頼りになる債務整理方法ですが、任意整理よりも依頼費用が大きくなる可能性が高いです。
任意整理は交渉によって返済条件を変えてもらうという債務整理方法なので、裁判所で手続する必要がないため、その分だけ手間がかからないため依頼費用が安くなっています。ただ個人再生は裁判所が関係してくるので手続きが複雑になっているため、その分だけ依頼費用が高額になってしまいます。
依頼費用は任意整理よりも高額ではありますが、任意整理は債権者1件当たりで依頼料金が決まっているので、セントラル以外にも複数の借入先がある多重債務状態というケースだと、債権者の数が多くなってしまうので、まとめて借金を整理できる個人再生の方が安くなる可能性があります。
そういった意味では借入先がセントラルを含めた数件程度なら任意整理の方が安いですが、借入先が多い多重債務者だと個人再生の方がお得になる可能性があります。
整理する借金対象をこちらで選択できない
個人再生はまとめて借金を整理する債務整理方法なので、こちらで個人再生したい借金を選ぶことはできないです。
整理対象から除外したい借金がなければ問題はないですが、借金の中に連帯保証人が設定されているような借金があると、整理すると取り立てが連帯保証人の方に行くことになるので迷惑がかかります。
そのため連帯保証人が設定されているような借金は除外したいと思う方が多いですが、個人再生だとこういった借金だけを除外して整理することは難しいです。
ただ借金がセントラルなどの消費者金融やカードローンなどしかないようなケースなら、まとめて借金を整理しても問題ないのでそこまで気にする必要はないです。
ちなみに住宅ローンに関しては、住宅ローン特則という制度を利用すれば例外的に個人再生の対象から除外することができるので、住宅ローンが残ることによって持ち家をそのまま残すことができます。
無職無収入だと利用することができない
セントラルから借金があって、借金額が大きいという事で個人再生を利用したいと思っていても、無職無収入という状況だと個人再生を利用することができないので注意しましょう。
個人再生は借金の減額幅が非常に大きいので、セントラルからの借金を大幅に減額することができますが、自己破産のように全ての借金を免除できるわけではないので、個人再生後には残った借金を返済していく必要があります。
しかし無職無収入だと個人再生後に残った借金を返済できる見込みがないということになってしまうので手続きが失敗することになります。仮に無職無収入で弁護士や司法書士に個人再生したいと言ったとしても自己破産を勧められるかと思います。
確かに無職無収入という状況で借金を個人再生で減額したとしても、そのまま完済できる見込みがなかったら意味がないので、手続きでないということも納得できるとかと思います。
個人再生後にセントラルから借入することは可能?
個人再生に限ったことではなく債務整理すると信用情報がブックリストに登録されてしまうので、債務整理後しばらくは新たに借金することができなくなってしまいます。
信用情報は借金の履歴のようなものなので、債務整理して借金を整理するとその情報も残ることになります。セントラルなどの貸金業者からすると、債務整理した経歴があるというこはお金がなくて借金を踏み倒したということになるので、そういった経歴の人にお金を貸したくないと思うのは当然だと思います。
この信用情報のブラックリストは5年から10年くらいは掲載されたままになるので、その間は新たに借金することが難しいと思ったほうがいいと思います。実際に大手の消費者金融とかだと、審査が厳しいので信用情報がブラックだと審査であっさりと落とされます。
ただセントラルのような中小の消費者金融のケースだと、仮に信用情報がブラックだったとしても、その人に十分な返済能力があればお金を貸してくれる可能性がないとは言い切れないです。
信用情報のブラックリストはあくまでも民間の信用情報機関による情報なので、別に国が貸し出しを制限しているというわけではないです。そのため貸し出すかどうかは金融機関の裁量に任されています。
そういった意味ではセントラルのような中小の消費者金融なら、銀行系列の大手の消費者金融と比べると借りやすいと思います。
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個人再生で信用情報がブラックリストに登録【いつから借りれる?】
個人再生すると信用情報がブラックリストに登録されてしまい、借入ができなくなったり、ローンやカードが利用できなくなります。個人再生後、いつからローンやカードが利用できるかまとめています。
個人再生におすすめな方はこんな人!
セントラルからの借金で個人再生の利用におすすめな人は、セントラルからの借金額が大きかったり、セントラル以外にも多数の消費者金融やカードローンなどの借入先からお金を借りている多重債務状態の方です。
借金額が大きいと任意整理は借金を完済できない可能性があるので、その場合には個人再生の利用を検討するといいかと思います。多重債務状態でも個人再生ならまとめて借金を整理できるというメリットもあるので効率が良いです。
さらに、借金理由が浪費やギャンブル、投資というのような自己破産することが難しいかもしれないというケースでも個人再生の利用はおすすめです。個人再生は借金理由が問われない債務整理方法の中で一番借金の減額幅が大きいです。
借金額が大きくて返済が厳しいようなら利用を検討してはどうでしょうか。
セントラルの借金問題解決は無料相談から!
セントラルからの借金返済が難しくて個人再生を検討している場合には、最初に弁護士や司法書士の無料相談を利用して、個人再生について詳しい話を聞いてから手続きするかどうかを検討するといいと思います。
個人再生は手続きが複雑で難しいので弁護士や司法書士に手続きを依頼するのが通常です。個人再生に関しては裁判所での手続き費用が安いということもあり、司法書士よりは弁護士に依頼した方がいいと個人的には思っています。そのため個人再生の利用を決めているなら、弁護士の無料相談を利用したほうがいいです。
無料相談を利用することで、個人再生の利用が可能なのかどうかということや、依頼費用がどの程度になるのか、個人再生が最適な債務整理方法なのかということを専門家に教えてもらうことができるので、事前に是非利用したほうがいいです。
いきなり個人再生を弁護士に依頼するというのは敷居が高いと思うので、無料相談を利用して実際に話を聞いてから利用するかどうかを決めると安心感があるのではないかと思います。
当サイトではメールや電話で気軽に無料相談することができる弁護士事務所や司法書士事務所を載せているので、まずは気軽にメールや電話で無料相談してみるといいと思います。メールや電話での無料相談なら、気軽に話だけを聞くこともできるので、個人再生するかどうかはその後で決めるといいです。